ドローン検査弊社では可視光線ズームカメラ搭載機と可視光線+紫外線カメラ搭載機を所有し、屋根・外壁面の外観不具合点検・完工検査、記録写真撮影、ビデオ画像撮影、対象面積計測等の諸工程をドローン飛行によるアプローチでも実施しています。
上写真は6階建てマンションの屋根・高層階外壁状況を空撮により検査・情報収集した際の画像です。紙面の都合で縮小画像を掲載していますが、優秀なカメラ性能により画質は間近で写したように鮮明で充分に外観目視検査が可能です。
下画像はA.L.C.外壁の爆裂部を可視光線(左写真)と赤外線(右写真)の両カメラ搭載機により撮影した比較画像です。赤外線カメラはサーモアイと呼ばれ、撮影画像は温度分布に応じて色相の変化(赤:高温/青:低温)で写ります。この写真は夏の日中であり、外壁は一様に熱せられて赤色に写っている中にクラック(割れ)が紺色で示されていることからこのクラック部に浸水による温度低下部が確認できます。このことから内部側からの浸水が発見され確認の結果ユニットバス床下で温水銅管の亀裂による漏水が発見された事例に繋がりました。
赤外線診断はこのような漏水不具合の発見手段として有効ですが、その他にも温度差による外壁タイルや漆喰等の浮き具合を遠隔確認する手段としても極めて有効です。